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仮想現実映画!マトリックスはドキュメンタリー!?

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仮想現実映画!マトリックスはドキュメンタリー!?

1999年に公開され世界中で大ヒットとなった映画「マトリックス」

斬新でスタイリッシュなビジュアルが大きな話題になり、クールな世界観に魅了された方も多いのではないでしょうか。

公開当時私も映画館へ足を運びましたが、何もかもが斬新で衝撃を受けたのを覚えています。

公開から20年以上の月日が経過した今となっても、全く色褪せる事がない「マトリックス」ですが、当時は余り気づいた人は少なかったかもしれませんが、現在では情報も豊富ですし、真実に近い情報は得易い環境になっています。

そんな状況ですから、映画「マトリックス」の真価が発揮される時代に突入したとも言えますし、仮想現実を見事に表現しているシーンの数々を見直すには絶好の機会と言えるかもしれません。

映画「マトリックス」は、仮想現実の情報開示のために創られたのです。

仮想現実映画「マトリックス」のストーリー紹介!

観た事はあるけど忘れてしまったという方の為に簡単にストーリーをご紹介。

大手ソフトウェア会社 メタ・コーテックスに勤めるプログラマーのトーマス・アンダーソン(演:キアヌ・リーブス)

トーマスはプログラマーの肩書きを持つ一方、コンピューター犯罪を犯す天才ハッカー “ネオ”というもう一つの顔がありました。

平凡な毎日を過ごすトーマスでしたが、起きていても夢を見ている様な感覚に悩まされ「今生きている世界は実は夢なのでは?」という違和感を抱く様に。

そんなある日の事「起きろネオ マトリックスが見ている 白ウサギについて行け」という謎のメールを受け取ります。

ほどなくしてトリニティ(演:キャリー=アン・モス)と名乗る謎の女性と出会ったトーマスは、彼女の仲間 モーフィアス(演:ローレンス・フィッシュバーン)を紹介され 今生きているこの世界はコンピューターによって作られた仮想現実であることを伝えられます。

そしてこのまま仮想現実で生きるのか、現実の世界で目覚めるのか選ぶ様選択を迫られるのです。

これまで日常の違和感に悩まされていたトーマスは現実の世界で目覚める事を選択。

ところが現実はコンピューターの反乱によって人間社会が崩壊し、生き残った人間の大部分はコンピューターの動力源として培養されていました。

覚醒してしまったトーマスは不良品として廃棄されてしまったものの、トリニティとモーフィアスに救助され、モーフィアスが船長を務める工作船“ネブカドネザル号”の仲間に。

そしてハッカーネーム“ネオ”を名乗る事になりました。

モーフィアスはネオこそがコンピューターの支配を打ち破る救世主であると考え、仮想空間での身のこなしや戦闘技術を伝授。

人類抵抗軍の一員となったネオは仮想空間と現実を行き来しながら、コンピューターの支配から人類を救う為の戦いに挑むのです。

と「マトリックス」のストーリーを簡単にご紹介させて頂きました。

観た事がある方は何となく思い出して頂けたのではないでしょうか。

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仮想現実映画「マトリックス」はドキュメンタリー!

「マトリックス」はSF映画であくまでもフィクションと考えていらっしゃる方、確かにフィクションである事に変わりはありませんが、良く見ると情報開示ドキュメンタリー映画そのものです。

この作品の中でこんなセリフがあります。

「現実とは何だ?明確な区別など出来ない。五感で知覚できるものが現実なら、それは脳による電気信号の解釈に過ぎない」

モーフィアスが言ったこのセリフはまさにその通り。

みなさんが「現実」として認識している目の前の映像は、目というレンズが受けた光を網膜が捉えた後に電気信号に変換して脳に伝達しています。

つまり目で見ているのではなく“脳”で見ている事に。

更に人間の網膜に映る映像は上下左右が反転している為、脳がそれを補正しているのです。

目の前の事をそのまま捉えているのではなく、脳の解釈が必ず介在しています。
見ているものを現実と解釈しているのも脳。

物理学者や脳科学者が“現実は存在しない、解釈が存在するだけ“と言いますが 、その理由が分かった気がします。

また量子力学の解釈をプラスするとみなさんの脳が何を意識し、それをどう解釈したかによって現実が確定します。

と言っても意識と解釈は簡単に変える事が出来ません。

「マトリックス」ではネオは意識と解釈を変えようとしても、まだ仮想現実の中。

本当の自分はプラグに繋がれたままの電池になっていて、今まで現実だと思っていた事が実は人工知能が作り出した仮想現実でした。

ネオは仮想現実から抜け出して現実に生きる事を決意しますが、そこへ現れるのがエージェント・スミス。

エージェント・スミスは何とか仮想現実に留まらせようと必死にネオの前へ立ちはだかります。

大量のエージェント・スミスが佇む様子はとっても印象的でしたが、モーフィアスはネオにこの様な事を言います。

「マトリックスの内部では やつら(エージェント・スミス)は誰でもあり、誰でもない」と。

このエージェント・スミスは私たちの現実世界に存在する社会通念・常識・世間体・思い込み(観念)をデフォルメしたもの。

現実として目の前に現れているものは、脳が何を意識してどう解釈したかによるとお伝えしましたが、「私はこうでなければならない」「〇〇しないと〇〇になれない」などみなさんが持っている思い込みが真実や事実となり、実際の現実世界にも現れているのです。

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仮想現実映画「マトリックス」心の牢獄とは?

「マトリックス」の中で“心の牢獄”と表現されていましたが、みなさんも知らないうちに無意識の思考パターンとなる“思い込み”を持っているはず。

そんな“思い込み”は少し厄介で、心の奥底でそれを信じたいと願っています。
なぜなら人は自分が信じている事を信じたいから。

そして“思い込み”はいつどんな時でもみなさんを執拗に追いかけます。
エージェント・スミスの様に。

固定化された思考パターンから抜け出す事が出来れば、引き寄せの法則が働き思い通りの人生を歩めます。

大切なのは本当はどう在りたいのか、そして何を望んでいるかを知り、それに従って素直に生きる事。

映画の様にマトリックスという心の牢獄に囚われた「Mr.アンダーソン」として生きるのか、それとも本当の自分に目覚め覚醒した「ネオ」として生きるのかはみなさん次第。

まるでドキュメンタリーの様な映画「マトリックス」
改めて観てみると全く違ったものが見えるかもしれません。

仮想現実映画!マトリックスはドキュメンタリー!?のまとめ

仮想現実の情報開示ドキュメンタリー映画「マトリックス」をご紹介しました。

公開当時はその革新性やクールなビジュアル等に注意が行き、その部分ばかりが話題になりましたが、現代ではもう一歩踏み込んで、ストーリーの真実性や存在する闇の臨場感をヒシヒシと感じられるのではないでしょうか。

描かれている内容一つ一つがとても深い意味を持っていたり、気を抜くと見過ごしてしまう程、叡智に富んだ場面がたくさんありますので、何度でも巻き戻しながらご覧になることをおすすめします。

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