1876年（明治9年）に創建された福島県郡山市に位置する「開成山大神宮（かいせいざんだいじんぐう）」
開拓民の精神的なよりどころとなる様、福島県の典事（課長職）だった中條政恒が伊勢神宮の分霊の奉遷を働きかけ誕生しました。
まさに地元の方々の氏神さまとして親しまれているこちらの神社は、伊勢神宮の分霊が奉納されている事にちなみ“東北のお伊勢さま”と呼ばれています。
伊勢神宮はとっても有名な観光スポットとしても知られていますが、特に関東にお住いの方にとっては中々簡単に足を運ぶ事が出来ない神社と言えるかもしれません。
三重県は遠くても福島県なら距離も近いですよね。
行楽シーズンを迎え旅行の予定を立てている方もいらっしゃると思いますが、強力なパワーを感じられる“東北のお伊勢さま”を訪れてみませんか？
今回は「開成山大明神」のご利益や厄払い、更に駐車場情報などについてお伝え致します。
開成山大神宮のご利益とは？アマテラス女神
開成山大神宮の御祭神は天照大御神（あまてらすおおみかみ）
- 豊受大神（とようけのおおかみ）
- 神倭伊波禮彦命（かむやまといわれひこのみこと・神武天皇）です。
天照大御神は日本の総氏神さま。
天照は文字通り“天から降り注ぐ太陽（光）”を意味し、太陽の「光の女神」さまです。
天照大御神には「天の岩戸開き」という逸話があります。弟神のスサノオ尊の不甲斐無い行いに怒った天照大御神は、岩戸に隠れてしまいます。
すると世界から太陽が失われ闇と化し、様々な災いがもたらされる事に。
困った他の神さまたちはアマテラス女神に出てきてもらおうと、岩戸の前で踊ったり大笑いしたり、お供え物をしたり、何とか関心を引こうと躍起になって大騒ぎをしました。
その甲斐あって、騒ぎが気になった天照大御神は岩戸から出てくると、世界に光が満ち溢れ災いは一切消え去ったのです。
この事からも分かるように“存在そのもの”に感謝すべき神さま。万能の神として国家安穏や子孫繁栄のご利益を授けて下さいます。
豊受大神（とようけのおおかみ）！
そして天照大御神の食べ物の調達役を務めたのが豊受大神。そこから発展して五穀の主宰人になりました。
授かれるご利益は農業・漁業守護や産業振興、開運招福や厄除けなど。
開成山大神宮にお祀りされている天照大御神と豊受大神は深い関わりがあった神さまだったのですね。
神倭伊波禮彦命（かむやまといわれひこのみこと：神武天皇）！
神倭伊波禮彦命（神武天皇）は初めて日本の国を治められた初代天皇。
ご紹介した3柱がお祀りされている開成山大神宮は、とっても強力なご利益を授かれる事が分かります。
ぜひ境内に流れる特別な空気を感じ取って頂きたいと思います。
開成山大神宮の厄払いやお祓い！金額（料金）
開成山大神宮では毎日午前9時～午後4時30分まで、厄除けや安産祈願、その他数々のご祈祷を受け付けています。
結婚式や団体祈祷以外は事前の予約の必要はありません。
初めて神社でご祈祷を受ける方は少し不安になってしまうかもしれませんが、受付を済ませその日にご祈祷頂けるならとっても有難いですよね。
特に厄年を迎えられている方はこの機会に厄払いをお願いしてみてはいかがでしょうか。
気になるのはその料金：
- 5,000円（から受け付け）
- 7,000円
- 10,000円
の中からご自身に合った金額をお納め下さい。
金額によって何が変わるのかというと、祈祷後に頂く授与品の内容。
お守りやお札などの授与品が頂けますが、金額によってその内容が変わります。金額に関わらずご祈祷はしっかり行って頂けますので、相応しいと思った金額をお選び下さいね。
のし袋！「御初穂」「初穂料」「玉串料」
そして祈祷料に関する情報を付け加えると、お金はそのまま渡すのではなくのし袋に入れるのがマナー。
のし袋は紅白、または金銀のものを選び、表書きには「御初穂」「初穂料」「玉串料」などと記します。
厄払いなどのご祈祷は当日の受付でもOKですが、事前にのし袋を用意し失礼のない様心がけて頂きたいと思います。
開成山大神宮の駐車場（初詣）のご紹介！
“東北のお伊勢さま”と親しまれる開成山大神宮は初詣でも大人気のスポット。
福島県内で1、2位を争うほど人気が高く例年多くの参拝客で賑わいます。
一年を気持ちよくスタートさせる為に初詣は大切ですよね。でも皆さんが一斉に参拝に訪れるからこそ困ってしまうのが駐車場。
車を停める場所を探すのも一苦労で、長い時間車内で過ごしたり神社までかなり歩かなければならない事も。
例年の初詣の参拝客は25万人という開成山大神宮の場合はどうなのでしょうか。
1月1日～3日までの期間は開成山女子大学側に臨時駐車場が設けられます。でもすぐに満車になってしまう為、駐車スペースを確保するのは難しいかもしれません。
郡中第75駐車場！24時間営業
大学や周辺にあるお店の駐車場に停める方も多いのですが、オススメは24時間営業の「郡中第75駐車場」です。
こちらの駐車場から開成山大神宮まで徒歩で約15分程度。
決して近い駐車場とは言えませんが、駐車スペースを探し回る事を避けたい方にはぴったりです。
開成山大神宮の宮司さんによると初詣のオススメ時間は、“元旦の早朝5時”
境内から眺める初日の出はまさに絶景なので、頑張って早起きしてみるのも良いかもしれませんね。
ちなみにお正月の参拝時間：
- 1月1日 0：00～17：00まで
- 2日以降 9：00～16：30まで
※通常の参拝時間：8：30～17：00までとなっております。
開成山大神宮の初詣の出店状況は？
毎年25万人の参拝客で賑わう開成山大神宮の初詣。一年の無事を願ったり、人の活気で溢れる境内の雰囲気はとってもワクワクしますよね。
でも一番の楽しみは“出店”という方いらっしゃいませんか？
沢山のお店が軒を連ねるお祭りモードは、いくつになっても楽しいものです。開成山大神宮の初詣も沢山の出店が並びます。
- 定番のチョコバナナやクレープと言ったスイーツから
- 焼き鳥やイカ焼き
- フライドポテトなど
ボリューム満点のメニューまで盛りだくさん。
おせちに少し飽きている方の胃袋もきっと満足出来るはずです。
先程ご紹介した様に初詣期間は駐車場の確保や参拝まで並ばなければならないなど苦労もありますが、それもお正月ならでは。
行列や出店などお正月にしか味わえない独特の雰囲気をぜひ楽しむつもりで参拝して頂きたいと思います。
防寒対策はお忘れなく。
御朱印や御朱印帳、お守りや結婚式などの詳細はこちらの記事もご覧くださいね↓
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開成山大神宮のご利益とは？厄払いやお祓いの金額（料金）｜駐車場（初詣 ）のご案内のまとめ
“東北のお伊勢さま”開成山大神宮のご利益や初詣情報などについてご紹介させて頂きました。
立派な本殿や宝物殿など見所も沢山ありますので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
