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イチキシマヒメノミコト (市杵島姫命) のご利益や祝詞!夫やスピリチュアルメッセージとその役割とは?

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イチキシマヒメノミコト (市杵島姫命) のご利益や祝詞!夫やスピリチュアルメッセージとその役割とは?

パワースポットや御朱印巡りがブームとなり、以前に増して神社やお寺に注目が集まっています。そんな流れに乗って神社に足を運ぶ様になったという方が多いのではないでしょうか。

私もその中の一人と言えますが、以前は日本の神さまや宇宙の働きについて全くと言って良いほど知識がありませんでしたし、日本の神さまは漢字で記されているので読み方も分からず、とっても難しく感じていました。

ですが少しづつ知識を深めると、より神さまの存在を近くに感じられ、パワースポットや御朱印巡りが有意義なものになるかもしれませんね。

日本の神さまや宇宙の働きについて少しでも興味があるという方は、常日頃から日常生活に取り入れて考えるようにすると、いつの間にか身に付きます。

という事で今回は「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」という女神さまについてご紹介致します。

イチキシマヒメノミコトってどんな女神さま?厳島神社の御祭神として有名

市杵島姫命は漢字で記すと少し難しいですが「いちきしまひめのみこと」と読み、世界文化遺産に登録された、日本でも有名な観光スポット「厳島神社」を始め、御祭神とする神社は全国に存在します。

「市杵島姫命」というお名前以外にも

  • 瀛津嶋姫(おきつしまひめ)
  • 狭依毘売命(さよりびめのみこと)
  • 中津島姫命(なかつしまひめのみこと)
  • 道主貴(みちぬしのむち)

などといった別名もお持ちです。

同じ神さまでありながら沢山のお名前をお持ちでいらっしゃる事が、より複雑で難しく感じてしまう要因かもしれません。

「市杵島姫命」の“いちき”は、穢れを祓う・神に仕えるという「斎き(いつき)」という意味。

そんな「市杵島姫」は一体どの様に誕生されたのでしょうか。

令和元年には、天皇陛下即位礼正殿の儀が行われ、その様子をテレビでご覧になられた方も多いはず。

多くのメディアが朝から皇族の方々の様子を報じていました。

その際に「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」という皇祖神のお名前を耳にされたと思います。

天照大御神は皇祖神であり、日本の総氏神さまとして、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)の間に生まれました。

天照大御神の兄弟に月読尊(つくよみのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)がいらっしゃいます。

須佐之男命は有名な神さまなのでお名前をご存知の方が多いかもしれませんが、少しヤンチャな神さまで、母親の伊邪那美命亡くなった後、母に会いたいと泣きわめき、治めていた海原が大荒れしたエピソードが有名です。

世に災いを招いてしまった事から、父の伊邪那岐命に追放され、しかたなく須佐之男命が向かった先は、姉の天照大御神がいる高天原。

ただ挨拶に立ち寄っただけなのですが、天照大御神は弟の須佐之男命が攻め込んできたと勘違い。

須佐之男命は誤解を解くために、誓約(うけい)という占いのようなものを行いました。

具体的には須佐之男命が持っていた十拳剣(とつかのつるぎ)と、天照大御神が持っていた八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を互いに交換し、受け取った剣と勾玉を嚙み砕き、神聖な水の上に息を吹きかけると三女神が誕生。

須佐之男命の剣からお生まれになったのが、

  • 多紀理毘売命(たきりびめのみこと)
  • 多岐都比売命(たぎつひめのみこと)
  • 市杵島姫(いちきしまひめのみこと)

で、3柱の女神さまをまとめて「宗像三女神(むなかたさんじょしん)」と呼びます。

天照大御神の勾玉からは、

  • 天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)
  • 天之菩卑能命(あめのほひのみこと)
  • 天津日子根命(あまつひこねのみこと)
  • 活津日子根命(いくつひこねのみこと)
  • 熊野久須毘命(くまのくすびのみこと)

という5柱の男神が誕生しています。

ところで誓約の結果は?

須佐之男命が持っていた剣から美しい女神さまが生まれた事で、攻め入る気が無かった事が証明され、無事誤解を解くことが出来ました。

お伝えしている「市杵島姫命」は特殊な環境で誕生された事が分かりますよね。

難しく感じられる日本の神さまも誕生秘話などが分かると、少しだけ近い存在に感じられませんか?

イチキシマヒメのご利益!七福神の弁財天「本地垂迹」

「市杵島姫命」が授けてくださるご利益は交通安全・航海安全・財運向上・商売繁盛・学業成就・諸芸上達など多岐にわたります。

みなさん七福神の紅一点 弁財天をご存知ですよね。

弁財天といえば金運アップのご利益を授けてくださる事でも有名ですが、神仏習合によって「市杵島姫命」と「弁財天」が同一神と考えられています。

ちなみに七福神の中で唯一恵比寿さまだけが日本の神さまで、その他は日本以外の国からやってきた神さまなのです。

七福神=日本の神さまというイメージですが、実は国際色豊かなお顔ぶれという事に驚きです。

さて話を戻し、弁財天の元となったのはインド神話に登場する川の神「サスラヴァティー」インドでは水を司る美しい女神さまとして崇められています。

そんなインドの神さまを元にした弁財天は水の神である事と、美しい女神さまという点から、水にまつわる日本の美しい女神「市杵島姫命」と同一視されるようになりました。

この様に日本の八百万の神々が、実は様々な仏さまの化身として日本の地に現れたとする考えを「本地垂迹(ほんちすいじゃく)」と云います。

なんだかとっても難しい言葉ですよね。

仏教の仏さまと神道の神さまが同一視されるなんて、よりややこしく感じますが、神さま仏さまは特定の個人と考えるより、必要に応じて人間にも生まれ変わり使命を成す、宇宙意識のエネルギー体と考える方が多くの場合に理解しやすく、納得がいく説明がしやすいのも事実です。

一般的には、高次の存在やアセンテッドマスター等と呼ばれており、人類の次元上昇をサポートしてくれる有り難い存在です。

イチキシマヒメの祝詞!瀬織津姫と同一神?大祓詞

市杵島姫命は弁財天と同一視されているとお伝えしましたが、「瀬織津姫(せおりつひめ」という女神さまとも同一ではないかと考えられています。

瀬織津姫は神話に登場せず、「大祓詞(おおはらえことば)」という祝詞に記されている謎多き神さま。

人々の罪や穢れを流してくれる水を司る神さまで、市杵島姫命も水の神さまである事から瀬織津姫と同一視されています。

祝詞にのみ登場される女神さまなんてとってもミステリアスですよね。瀬織津姫を記す「大祓詞」をぜひ一度ご覧下さい。

〔大祓詞〕

たかまのはたに かみづまります すめらがむつかむろぎ かむろみのみこと もちて
高天原に神留まり坐す 皇親神漏岐 神漏美の命以ちて

やおよろずのかみたちを かむつどへに つどへたまひ かむはかりに はかりたまひて
八百萬神等を神集へに集へ賜ひ 神議りに議り賜ひて

あがすめみまのみことは とよあしはらの みずほのくにを やすくにと たひらけく しろしめせと
我が皇御孫命は 豊葦原水穂國を 安國と平けく知ろし食せと

ことよさし まつりき かくよさし まつりしくぬちに
事依さし奉りき 此く依さし奉りし國中に

あらぶるかみたちをば かむとはしに とはしたまひ かむはらひに はらひたまひて
荒振る神等をば 神問はしに問はし賜わひ 神掃ひに掃ひ賜ひて

こととひしいはね きねたちくさのかさはをもことやめて あめのいはくらはなち
語問ひし磐根 樹根立草の片葉をも語止めて 天の磐座放ち

あめのやへぐもを いつのちわきに ちわきて あまくだし よさしまつりき
天の八重雲を伊頭の千別きに千別きて天降し依さし奉りき

かくよさしまつりし よものくになかと おほやまとひだかみのくにを やすくにとさだめまつりて
此く依さし奉りし四方の國中と 大倭日高見國を安國と定め奉りて

したついはねに みやばしらふとしきたて たかまのはらに ちぎたかしりて
下つ磐根に宮柱太敷き立て 高天原に千木高知りて

すめみまのみことの みずのみあらかつかへまつりて ひのみかげと かくりまして
皇御孫命の瑞の御殿仕へ奉りて 天の御蔭 日の御蔭と隠り坐して

やすくにとたひらけくしろしめさむくぬちになりいでむあめのますひとらが
安國ち平けく知ろし食さむ國中に成り出でむ天の益人等が

あやまちをかしけむくさぐさのつみごとは あまつつみ くにつつみ ここだくのつみいでむ
過ち犯しけむ種種の罪事は 天つ罪 國つ罪 許許太久の罪出でむ

かくいでば あまつみやごともちて あまつかなぎをもとうちきり すえうちたちて
此く出でば 天つ宮事以ちて 天つ金木を本打ち切り 末打ち斷ちて

ちくらのおきくらにおきたらはして あまつすがそをもとかりたち すえかりきりて
千座の置座に置き足らはして 天つ菅麻を本刈り斷ち 末刈り切りて

やはりにとりさきて あまつのりとのふとのりとごとをのれ
八針に取り辟きて 天つ祝詞の太祝詞事を宣れ

かくのらば あまつかみはあめのいはとをおしひらきて
此く宣らば 天つ神は天の磐問を押し披きて

あめのやへぐもをいづのちわきにちわきて きこしめさむ
天の八重雲を伊頭の千別きに千別きて 聞こし食さむ

國つ神は高山の末 短山の末に上り坐して
くにつかみはたかやまのすゑ ひさやまのすえにのぼりまして

たかやまのいぼり ひさやまのいぼりをかきわけてきこしめさむ
高山の伊褒理 短山の伊褒理を掻き別けて聞こし食さむ

かくきこしめしてば つみといふつみはあらじと
此く聞こし食してば 罪と云う罪は在らじと

しなどのかぜのあめのやへぐもをふきはなつことのごとく
科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く

あしたのみぎり ゆふべのみぎりを あさかぜ ゆふかぜのふきはらふことのごとく
朝の御霧 夕の御霧を 朝風 夕風の吹き拂ふ事の如く

おほつべにをるおほふねをへときはなち ともときはなちて
大津邊に居る大船を舳解き放ち 艫解き放ちて

おほうなばらにおしはなつことのごとく をちかたのしげきがもとを やきがまのとがまもちて
大海原に押し放つ事の如く 彼方の繁木が本を 焼鎌の敏鎌以ちて

うちはらふことのごとく のこるつみはあらじと はらへたまひきよめたまふことを
打ち掃ふ事の如く 遺る罪は在らじと 祓へ給ひ清め給ふ事を

たかやまのすゑ ひさやまのすゑより さくなだりにおちたぎつ
高山の末 短山の末より 佐久那太理に落ち多岐つ

はやかわのせにますせをりつひめといふかみ おおうなばらにもちいでなむかくもちいでいなば
速川の瀨に坐す瀨織津比賣と云ふ神 大海原に持ち出でなむ此く持ち出で往なば

あらしおのしおのやほぢのやしほぢのしおのやほあいにますはやあきつひめといふかみ
荒潮の潮の八百道の八潮道の潮八百會に坐す速開都比賣と云ふ神

もちかかのみてむ かくかかのみてば
持ち加加呑みてむ 此く加加呑みてば

いぶきどにますいぶきどぬしといふかみ ねのくに そこのくににいぶきはなちてむ
氣吹戸に坐す氣吹戸主と云ふ神 根國 底國に氣吹き放ちてむ

かくいぶきはなちてば ねのくに そこのくににますはやさすらひめといふかみ
此く氣吹き放ちてば 根國 底國に坐す速佐須良比賣と云ふ神

もちさすらひ うしなひてむ かくさすらひうしなひてば
持ち佐須良ひ 失ひてむ 此く佐須良ひ失ひてば

つみといふつみはあらじと はらへたまひきよめたまふことを
罪と云ふ罪は在らじと 祓へ給ひ清め給ふ事を

あまつかみ くにつかみ やほよろずかみたちともに きこしめせとまをす
天つ神 國つ神 八百萬神等共に 聞こし食せと白す

日頃目にする文章と比べるとかなり難しく感じられますが、瀬織津姫のお名前をご確認頂けたと思います。

「大祓詞」の現代訳を簡単にご紹介!

高天原という天津神がいる神の国から天孫降臨をされた瓊瓊杵命(ににぎのみこと)が治められる大和の国は、平和でありながら様々な罪が生まれます。

その罪を消すために大祓という儀式の準備をし、天津祝詞という天上から伝えられた神聖な祝詞を唱えると、罪はまるで朝の風や夕の風を吹き飛ばすように、鎌でバッサリ切り払われるかのように消えていくでしょう。

こうして消えた罪や穢れは瀬織津姫、速開津姫、気吹戸主、速佐須良比賣が消し去ってくれる事でしょう。

そして罪という罪が消え、この大祓の儀式で人々に罪を祓い清めて下さる事を参集した人に、良く拝聴せよと宣り聞かせる。

「大祓詞」は罪や穢れを祓う祝詞で、浄化作用を高め運気の上昇につながる事から
参拝の際やご家庭の神棚へ唱える方も沢山いらっしゃいます。

全て暗記するのはとってもハードですが、紙に記して読み上げるなら出来そうですよね。

市杵島姫命と同一視される謎多き瀬織津姫、そのお名前をぜひ覚えて頂きたいと思います。

イチキシマヒメの夫!饒速日命?

数々のご利益を授けてくださる美しい女神「市杵島姫命」

日本にいらっしゃる神さまの中でも1、2位を争うほど美しいと言われている神さまだけに、どの様な方と結婚されたのか気になりませんか?

天橋立にある「元伊勢 籠神社(このじんじゃ)」によると、籠神社の御祭神 「天火明命(あめのほあかりのみこと)」と「市杵島姫命」が夫婦だったとされています。

「市杵島姫命」の夫「天火明命」は「彦火明命(ひこほあかりのみこと)」や「天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてる くにてる ひこあめのほあかり くしたま にぎはやひのみこと)」などという別名を持たれています。

とっても長いお名前の中に“にぎはやひ”という文字が入っていますよね。

様々な説があるものの「市杵島姫命」の夫「天火明命」は「饒速日命(にぎはやひのみこと)」と同一神ではないかと考えられています。

この説に異論を唱える方もいらっしゃいますし、記されている文献によってもまちまち。

でも謎に包まれ多くの説が語られる神さまがいらっしゃる日本は、それだけ長い歴史を歩んできたのだという事を改めて感じます。

神さまに思いを馳せながら神社へご参拝いただくと、より感慨深いものになるのではないでしょうか。

市杵島姫命が誕生されるまでの経緯をご紹介しましたが、その後大きな役割を担います。

天照大御神(あまてらすおおみかみ)は自分の孫にあたる邇邇芸命(ににぎのみこと)を地上へ送る事になりましたが、市杵島姫命を含む宗像三女神を一緒に同行させ邇邇芸命をお守りする任務をお与えになりました。

天照大御神が孫を助けて欲しいと頼まれた訳ですが、本当に信頼でき力がある神さまでないと責任重大な役目を頼む事は出来ませんよね。

天照大御神に託された市杵島姫命は、立派に役目を果たされた事から「子供の守護神」とも云われています。

市杵島姫命はとっても面倒見の良い神さまという事なので、みなさんの思いを語りかけて頂くとお力をお貸しして下さるはずです。

市杵島姫命のスピリチュアルメッセージとその役割とは?

人生を、もっと楽しんでいきなさい。

女性であることを喜び、感謝して、
もっと 美しくなりなさい。

本当の美しさとは、
エネルギーの美しさ。

内側から溢れ出る魂の美しさこそ、
真の美しさなのです。

もう苦しみは、必要ありません。

気を楽にして、自然の流れに
自分を委ねていきなさい。

あなたには、無限の豊かさと喜びを
受け取るだけの価値があります。

もう苦労は、必要ありません。

明るく、楽しい人生が、
これから 始まります!  

掲載元:https://ameblo.jp/happy-angel715/entry-12084265351.html

世の中には波動が高く、神さまからのスピリチュアルメッセージを受け取れる方がたくさんいらっしゃいますよね。

殆どの場合は特別なパワーとかではなく、原理としてはハートが神の座と呼ばれる受信送信装置になっていますので、ハートチャクラが開いて活性化している人であれば、ご自身の高次元に存在しているハイヤーセルフ経由で色々なメッセージを受け取れることが出来ます。

純粋な気持ちで、お祈りや瞑想(鎮魂)をある一定期間続けると、この能力が活性化するように、生まれながらにデザインされていますので、特別なことではありません。

多くの場合、すでにこの能力を使って自然界と交信していたり、身近な例ではペットや観葉植物達とコミュニケーション(チャネリング)していたり、赤ちゃんと交信している例は極めて普通な出来事です。

神さまも同様に、コミュニケーションを望んでいますし、常日頃から私たちを見守り、時には手を差し伸べて下さります。

ぜひ神さまからのスピリチュアルメッセージを受け取れるように、日々純粋な気持ちで素敵な人生を歩んで頂きたいと思います。

イチキシマヒメノミコト (市杵島姫命) のご利益や祝詞!夫やスピリチュアルメッセージとその役割とは?のまとめ

美しい女神として知られる市杵島姫命についてご紹介致しました。

令和元年は天皇陛下が即位され、皇室や日本の神さまについて触れる機会が沢山あったと思います。

昨年の天皇陛下即位礼正殿の儀ではシトシト降る雨の中、突然晴れ間が見え虹が出たと話題になりましたよね。

皇室神の天照大御神や日本の神々が祝福して下さっている事を改めて感じました。

日本には沢山の神さまがいらっしゃいます。ぜひこの機会に日本の神さまについて学んでみてはいかがでしょうか。

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