戸隠神社のお守り (水晶) やご利益！おみくじ62番 (大吉・吉・平) の意味とは？｜バスツアー (名古屋)

2000年という想像もできないほど長い間人々に寄り添ってきた歴史を誇る「戸隠神社」は、宝光社・火之御子社・中社・九頭龍社・奥社の五社からなり、長野県でも屈指のパワースポットとして人気を集めています。

五社全てをまわる「戸隠神社五社巡り」をされる方が多くいらっしゃいますが、どのようなご利益を授かれるのか気になりますよね。

さらに戸隠神社にはとっても珍しい形式のおみくじがありますが、果たしてどのようなおみくじなのでしょうか。

今回は戸隠神社のご利益やおみくじ、人気のお守りなどについてまとめてみましたので詳しくご紹介致します。

戸隠神社のお守りやご利益！「天の岩戸開き」

みなさんは「天の岩戸開き」という神話をご存知ですか？

日本の総氏神の天照大神（あまてらすおおみかみ）が、弟神の素戔嗚尊（すさのおのみこと）の乱暴な振る舞いに耐えかねて、岩戸に隠れてしまった結果、世界から光が消え荒れ果てた状態に。

そして問題を解決するために、神々が協力し合い何とか天照大神を外へ連れ出し、無事世界に平和（光）が戻ったというお話。

戸隠山

その天照大神が隠れた“天岩戸（石屋戸）”の霊威が移動して、戸隠山（戸隠神社）になったと云う伝説があるこの地域には、個性豊かな神さまが沢山いらっしゃり、授かれるご利益も盛りだくさんと云われています。

その神社のご利益を見るには、周辺のエネルギーをふんだんに吸い込み取り込んだ、ある意味特殊な成長状態の木々をご確認頂けるとその力を感じられると思います。

戸隠神社は5社から成り立っていますが、全てまわると本当に沢山のご利益を授かれます。
5社のご利益は以下の通りです。

《奥社》

御祭神：天手力雄命（あまのたぢからおのみこと）
神力で岩戸をこじ開け天照大神を外へと導いた神さま

ご利益：開運・心願成就・五穀豊穣

《九頭龍社》

御祭神：九頭龍大神（くずりゅうのおおかみ）
雨乞いや縁結びの神さまとして古くから崇められています

ご利益：縁結び・水の恵み

《中社》

御祭神：天八意思兼命（あまのやごころおもいかねのみこと）
天照大神が岩戸に隠れた際、岩戸を開くきっかけを作られた神さま

ご利益：学業成就・家内安全・商売繁盛・開運

《火之御子社》

御祭神：天鈿女命（あめのうずめのみこと）・高皇産御霊命（たかみむすびのみこと）・栲幡千々姫命（たくはたちちひめのみこと）・天忍穂耳命（あめのおしほみみのみこと）

ご利益：舞楽芸能上達・縁結び

《宝光社》

御祭神：天表春命（あめのうわはるみのみこと）
中社の御祭神天八意思兼命のお子神さま・女性や子供の守り神

ご利益：安産・厄除

五社全て参拝すると幅広いご利益を授かれ、そしてそれぞれ異なった御朱印が用意されていますが、全ての御朱印を頂くと「五社参拝記念しおり」を頂けますし、非売品のプレゼントとしてとっても素敵なしおりなので、五社巡りをされても良いかもしれません。

そして戸隠神社には沢山の種類のお守りも用意されていますので、その一部を以下のご紹介させて頂きます。

●安産守
●戸隠神社オリジナル御守
●運気向上・金運招福守
●おみな守
●勝守
●厄除守
●交通安全守
●学業守
●縁結守
●健康御守
●合格守
●水琴鈴守
●芸能上達守
●本懐守
●鈴守
●九頭龍宝珠御守など。

あらゆるご利益に対応出来るお守りが揃えられていますし、素敵なお守りとの出会いは“ご縁”が結ばれた証なので、ぜひ心トキメクお守りを探してみて下さいね。

戸隠神社のお守り「水晶」！開運龍水晶守

戸隠神社のお守りをご紹介しましたが、その中でもとっても人気が高いものとして「開運龍水晶守（初穂料：1,000円）」があります。

水晶の底を覗くと龍のお姿が見えるこちらのお守りは、中社の天井絵がモチーフになっているもので、水晶の中には戸隠神社の力強い霊威が注入祈願され、身に付けるだけで開運のご利益を授かれます。

「開運水晶守」はストラップ型になっているので、バッグやポーチなどどこにでもつけられるデザインなので、持っているだけで心強くなれそうですよね。

この大人気のお守りを目当てに参拝される方も多いそうですが、五社からなる戸隠神社のそれぞれの社務所では取り扱うお守りが異なり、「開運龍水晶守」は中社の社務所にて取り扱っています。

「買っておけばよかった」と後悔しない様、気になるお守りは迷わず購入される事をオススメ致します。

戸隠神社のおみくじの意味とは？62番「大吉・吉・平」

神社やお寺のおみくじというと、初穂料などを納め自分で引くというスタイルのものが多いですが、戸隠神社のおみくじは全く異なった形式で、窓口で年齢と性別を伝えた後、神職の方が年齢と性別を入れた祝詞をあげながら引いてくれるのです。

中々他では見られない珍しいおみくじですが、自分で引くより重みがある気がします。

そんな戸隠神社のおみくじは「古事記」「日本書紀」がテーマで、結果は1番から80番まで用意されています。

一体どの様な内容なのか62番のものを参考にご紹介。

第六十二番杵築宮造兆（きつきのみやつくりのうらかた）

天神大命以出雲在
杵築宮者造良芹来

『吉』

是は上の知恵を得て老後を楽しむ兆しなれば身の上一代栄ゆるのみならず子孫親族の末々までも愁なし。
住所を定むる事に至りてよろし。
先への心の進む事に用ひがたし。
貞正の事はしそんじなし。

●此は思兼の大神を信心すべし
●病事は群雲を風の吹きはらふ如くほんぷくすみやかなるべし方角は北の方よし
●待人たちまち来る
●失物出づ
●旅人十分心すべし
●居ながら物事を弁理するをよしとする
●家造家移りよめとりむことり人をかかえ職を求むるよし
●訴訟事よし
●されど事を好みてすべからず
●自なる幸を待つべし
●商よし
●但し出商売はすべからず
●勝負事は勝なり生死十にして九つは生く。

こちらのおみくじの解説は：

神の恵みにより老後に楽が出来るでしょう。
自分の一生が栄えるだけでなく、子孫や親族も先々まで心配はありません。
どこかに定住すると良いでしょう。
先の事を心配する必要はありません。
信頼関係で失敗する事もありません。

●思兼大神を信心しなさい。
●病は風が雲を吹き払うようにすぐに回復します。
●方角は北が良いでしょう。
●待人はすぐに来ます。
●探し物は見つかります。
●旅先では充分注意して下さい。
●自宅でする仕事が良いでしょう。
●家の新築、嫁とり、婿とり、人を雇う、職を求める事は全てうまくいきます。
●裁判沙汰も有利です。但し物好きな事をしてはいけません。
●自ずと幸せになれるのでそれを待ちましょう。
●商売はうまくいきますが外商をしてはいけません。
●勝負事には勝てるでしょう。生死に関わる事でも9割は生還します。

この様な内容になっており、かなり細かく具体的なアドバイスを頂けますよね。

また戸隠神社のおみくじは他とは違う大きな特徴として、大吉・吉・小吉・末吉・平吉の他、「平」と「向吉」がある事。

「向吉」は字の通り吉に向かうという意味で、現在は良くなくても徐々に良くなるという意味です。
そして「平」は末吉と凶の間とされ、内容は特に嬉しいものではないかもしれませんが、受け取り方によってはプラスにもマイナスにも成り得る結果で、「平」は他では中々見られないものですので、ある意味ラッキーというかレア感があるのではないでしょうか。

的確なアドバイスが記されかなり当たると評判の戸隠神社のおみくじなので、みなさんもぜひお試し頂きたいと思います。

全てのおみくじ番号の解説は、こちらのサイトをご覧くださいね。