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仮想現実から抜け出す!?囚われた意識とは?ブリーフシステムが記憶から生み出すリアルな幻想|時間認識のパラダイムシフト!

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仮想現実から抜け出す!?囚われた意識とは?ブリーフシステムが記憶から生み出すリアルな幻想|時間認識のパラダイムシフト!

仕事や恋愛、人間関係など人々は日々さまざまなストレスにさらされています。
特に今は世界中がまるで仮想現実のような見えない恐怖と戦っていますよね。

先行きが不安な中、囚われた意識・記憶・幻想等やブリーフシステムから開放され、現実から逃げ出したいと思われる方も少なくないかもしれません。

私たちが生きている現実、実は“仮想現実”と深い関わりがある事をご存知ですか?

「仮想現実」なんてまるでSF映画の様ですが、「仮想現実」を知る事でより良い人生を歩めるとしたら?

今回はとっても不思議な「仮想現実」についてご紹介致します。

仮想現実から抜け出す!?哲学者プラトン「洞窟の比喩」

まず「仮想現実なんて本当にあるの?」と思われた方の為に簡単にご紹介。

「仮想現実」という理論や言葉自体近年のものの様に感じられますが、実はとっても古くから“この世界は仮想現実である”という説が唱えられていました。

古代ギリシアの哲学者プラトンは「洞窟の比喩」を提唱。

洞窟の奥底に囚われている囚人たちは洞窟の入り口とは反対方向を向かされ、目の前の暗い壁面と向かい合う形で拘束されています。

その洞窟の壁面は遠くの洞窟から差し込んでくる太陽の光と、暗い洞窟の世界を横切る様々なものが作り出す“影”により 実体を持たない影絵の世界が映し出される事に。

囚われていた囚人は洞窟の外に広がる真実の世界に気がつく事なく、影絵の世界を真実だと思い込んでいる。

つまり影絵の世界(仮想現実)に生きているだけで、この世界は意識がつくっているという考えです。

他にもスウェーデンの哲学者 ニック・ボストロム氏は“人類が住んでいる世界は仮想現実である”という仮説や理論を生み、あの有名な宇宙開発を行っているアメリカの実業家も「私たちの世界が仮想現実では無いという可能性は100万分の1に過ぎない」と話しています。

100万分の1という事はほぼ100% 現実は仮想現実であるという事でしょうか。

これまで仮想現実を証明する様々な実験が行われ、物理や量子力学の世界では「この世が仮想現実である」という立場に立った方が解明される事が多いのも事実です。

スピリチュアルな世界で有名なバシャールは、仮想現実をこの様に言い表しています。

「物質レベルの現実とは実体のあるものではなく幻想なので、観念の存在によってあなたが物質次元で体験している事が「現実である」と信じられる様になっている」と。

もっと簡単に言うと、この世はエゴの意識が投影したバーチャルな仮想現実で、自分が見ている世界も人が見ている世界も無意識が作り出した仮想現実と言えます。

無意識が作り出したとお伝えしましたが、私たちは社会通念や常識、思い込みなど長い間持ち続けている思考パターンがあります。

その思考パターンが仮想現実を作り出しているのですが、もし思い込みによって苦しみや恐怖に満ちた仮想現実の中に入り込んでしまっていたとしたら?

そこから抜け出す方法はあるのでしょうか?

仮想現実に囚われた意識とは?「観察」が生み出すカタチ

この世のすべてのものは「素粒子」が運動することによるエネルギーで出来ています。

人間の体も動物も、水や山も全て。

そんな素粒子は私たち人間が「観察」する事で初めてカタチを形成します。

「観察」というと少し難しいかもしれませんが、この世の全てのものは私たちが「意識」する事でカタチとなり物質化するのです。

という事は「幸せ」を望めば目の前には幸せが、「恐怖」や「苦労」を望めば本当に恐怖や苦労が現れてしまうのです。

ここで大ヒット映画「マトリックス」のストーリーを思い出してみてください。

この作品では機械戦争で人類が敗北し、人間は機械(AI)に繋がれる様になりました。人間の生体エネルギーを機械の動力源にするために。

そして主人公は今まで現実だと思っていた事が実は仮想現実であった事に気付きます。

仮想現実から抜け出し現実に戻る過程を描いた作品が「マトリックス」、SF映画として大ヒットした作品ですが、主人公が体験した事が私たちにも同じ様に起きています。

現実は私たちが意識しているからこそ現実として現れるとお伝えしました。

「マトリックス」の主人公の様に仮想現実から抜け出し本来のままの自分で生きていけば、意識や解釈、思考パターンを変える事が出来ます。

逆に現在苦しい立場に置かれてしまっている方は、仮想現実に囚われ そこから出たいともがき苦しんでいるのかもしれません。

そんな囚われた状態から抜け出す為に必要なのは、知らず知らずのうちに身についた観念を手放す事。

「〇〇しないと幸せになれない」「私は〇〇でなければならない」

このような思い込み(観念)がみなさんの中で真実となり、実際の現実世界で真実として現れるように。

良く「“引き寄せの法則”で願いを叶えよう」と言われますが、引き寄せの法則が作用する人と作用しない人の差はここにあります。

みなさんはご自身のどの様な姿をお望みですか?
何を一番大切に思われていますか?

思い込みを捨て去り本来の自分の姿を見つめ直せば、囚われた意識から抜け出せるはずです。

ブリーフシステムが記憶合成するリアルな幻想!それが現実?

「ブリーフシステム」という言葉をご存知ですか?
「ブリーフ」とは「信念」の事。

「信念」は一般的に:

  • 人は社会に貢献すべきである
  • 親は無条件に子供を愛し、子供は親を大切にするべきである
  • 人には優しくすべきである
  • 弱者は守られるべきである

などといった人それぞれが感じる人間のあるべき姿や、社会のあるべき姿を示すものとして使われていますよね。

でも「ブリーフシステム」の信念は道徳的なものだけではありません。

  • 自分さえ良ければそれでいい
  • この世はお金が全て

など世間から好ましくないとみなされるものでも、個人個人が強く信じて疑わない固定的な考えはその人の信念となります。

そんな信念をもとに出来上がった「自分はどういう人間なのか」「人前でどの様に振る舞うか」など認識のパターンや無意識の行動を決めるシステムが「ブリーフシステム」です。

「信念」と言っても自分の意思によって得たものでは無く、過去の感情を伴った記憶や過去に自分が受け入れた外部の言葉によって作られます。

大雑把な比率は以下のようになると思います:親類・友達・学校教育・TV・仕事・文化活動等からの操作:80%

ご自身の迷い・不足感・無価値感・不安・恐怖等からできたもの:20%

生まれてからの経験や、親や教師、友人、メディアからの情報などによって刷り込まれた認識の集合体が「ブリーフシステム」だと言えます。

幼い頃カフェインは体に良くないからと「コーヒーは飲んではダメ」とご両親から言われた方いらっしゃいませんか?

そんな方の場合「コーヒーはカフェインが多くて体に悪いから飲みたくない」というブリーフシステムが作られます。

作られたブリーフシステムは人間の脳で最も新しく進化した知性を司る“前頭前野”に側頭葉の個別な記憶とは独立し、パターン化され蓄積。

人はそのブリーフシステムによって無意識のうちに未来の事を予想し、その予想にしたがって選択したり行動したりするのです。

先ほどの様に「コーヒーは飲みたくない」というブリーフシステムを持った方が、コーヒーか紅茶どちらが良いかと尋ねられた場合、無意識にコーヒーを避け紅茶を選びます。

幼い頃からご両親に「公務員は安泰だから将来は公務員になりなさい」と言われ続けた方は、知らず知らずのうちにその様な生き方を選択する様になります。

この様にみなさんが自分で選んだと思っている選択や行動は、すべて他者によって植えつけられた思考や好みから形成されたブリーフシステムに基づくもの。

ブリーフシステムが司る性格!

もし「自分は明るい性格だ」と思っていても その様なブリーフシステムを持っているだけ。

親や教師から「できるだけ早く笑顔でいた方が良いよ」と言われたり、友達から「誰とでも話せる明るい性格だね」と言われたり、周りと比べた時「自分の方が明るい」と思ったり。

過去に受け入れた情報によって「自分は明るい人間だ」というブリーフシステムが作られ、その様な振る舞いを無意識にしている、それが明るい性格の正体です。

性格までもブリーフシステムが深く関わっているなんて驚きですよね。「自分は〇〇だ」と思っていたものが実はブリーフシステムによる記憶合成だった。

人間の脳も心も複雑です。

でももし今ご自身を好きになれない、性格を変えたいと悩んでいる方!
全く悲観的になる必要はありません。

ブリーフシステムを書き換えれば良いだけ。

もしネガティヴな自分を変えポジティブになりたいなら、なりたい姿を口に出して自分自身に語りかけてみて下さい。

でも1回や2回語りかけたからと言っても何も変わりません。
長い時間をかけ刷り込まれた信念を変えるのは簡単ではないですよね。

でも何十回、何回と語りかけたら?
ブリーフシステムが出来上がる様に、書き換える事も可能です。

簡単な指標ですと:

21日間毎日行うことで、習慣が変わり定着する事が実証されています。

大切なのは最初から「自分を変える事は出来ない」などと思い込まない事ですし、そう思ってしまっている段階ですでにブリーフシステムに邪魔されてしまっていますよね。

ここでみなさんの過去の経験を思い出してみて下さい。
心の底から叶えたいと強く願った事は現実のものになりませんでしたか?

「お金持ちになりたい」「豪邸を構えたい」などの大きな夢でなくて構いません。

例えば「テストで100点を取りたい」「〇〇に進学したい」「部活でレギュラーになりたい」「憧れの人と付き合いたい」等。

この様な身近な願いで本当に叶えたいと思ったものは実現しているはず。

そして叶った夢を振り返った時、「どうせ叶わない」などと微塵も思わなかったはずです。

その時の記憶を思い起こして頂くと、願いを叶えるコツがつかめるかもしれません。

人間は夢を叶える為のパワーを持っています。
そんな強力なパワーをぜひ活かして願いを叶えて下さいね。

時間認識のパラダイムシフト!アインシュタインの手紙

みなさんには今まで歩んできた「過去」があるからこそ「現在」があり、そしてその先には「未来」があると思われていますよね。

でも「過去」「現在」「未来」の認識が大きく変わるかもしれません。(その時代や分野において当然の事と考えられていた認識や思想、社会全体の価値観が革命的に変化する事を“パラダイムシフト”と言います)

みなさんがご存知のあのアインシュタインは、長年の友人であるベッソが亡くなった時、その家族に手紙を送りました。

その内容は:

「ベッソは亡くなったけど私はそれほどショックを受けていません。なぜなら私達物理学者は過去・現在・未来の区別が単なる幻想にすぎないことを知っているからです。例えその幻想が非常に強いものであっても」

というもの。

私たちは過去・現在・未来という時間の流れを認識していますよね。

でも実はここにあるのは「今」だけ。

時間の流れは人間が経験の中に作り上げたもので、地球上の概念。

「パラレルワールド」という言葉を耳にされた事ありますよね?

ドラマや映画などでも度々描かれていますが、パラレルワールドはSFの世界だけのものではなく物理学者たちが本気で取り組んでいる課題です。

パラレルワールドは人の想像の数だけ無数にあります。

まるでプールに浮かぶ泡の様に。

泡一つ一つがそれぞれのパラレルワールド。

そして過去に当たる想像から創られたパラレルワールドは右側、未来は左側にあるイメージを思い浮かべてみて下さい。

高次元の世界では一つの泡から他の泡に移動するのはとっても簡単で、時間が存在しない状態と言って良いかもしれません。

でもこの世では枠があり、この枠の中でしか生きられません。更に枠の中は意思とは関係なく一定速度で右から左に動いています。

枠はどんどん移動するので絶えず次の世界に映る必要があるのですが、移動できるのはすぐ近くの世界。

瞑想や生死に関わる重要な出来事が起こると、少し遠い世界に移る事が出来ます。

これがパラレルワールドの概念。

と言っても私達の時間軸とは異なる世界もあるので、全体像はとっても複雑になっています。

私たちは通常同じ時間軸のパラレルワールドを移動している為、明日は明日。
移動によって昨日に戻る事はありません。

この理論からみても過去・現在・未来がないという理屈が分かりますよね。

少し難しいですし 考えれば考えるほど混乱してしまいそうですが、時間の流れの
概念が大きく変わればみなさんの生き方そのものが変わるのではないでしょうか。

仮想現実から抜け出す!?囚われた意識とは?ブリーフシステムが記憶から生み出すリアルな幻想|時間認識のパラダイムシフトのまとめ

謎に包まれた世界 「仮想現実」についてご紹介致しました。

日常生活を送るうえで「仮想現実」を認識する事はありませんが、私達の常識をはるかに超えた世界もあるはずです。

そして世界中で見えない恐怖や不安と戦っている今だからこそ、私たちが生きている意味や地球本来の姿を見つめ直すチャンスなのではないでしょうか。

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